ダイエット初心者へ向けて!くじけないための心構え3選

ダイエット

ダイエットしよう、そう思うだけで凄い

大抵は考えもしない、実行もしない。

「ダイエットしよう!」

そう思ったそこの貴方、よくぞ決心されました。

実のところ、世の中の人の大半は自分の健康、体型に興味を持っていません。
あるいは興味を持っていても、「自分にはどうせ無理」と最初から諦めているか。そのどちらかです。

どちらにせよ、「ダイエットしよう」と思って、それを実際に行動に移そうと考える人は決して多くありません。

厚生労働省によって令和元年に行われた「国民健康・栄養調査」の結果が、同省のHPに記載されています。

  • 食習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性24.6%、女性25.0%。
  • 運動習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性23.9%、女性26.3%。

この二点が調査結果の概要にしっかりと明記されています。

厚生労働省のデータ

さて、概要だけでなく、もう少しわかりやすいデータも見てみましょう。
次のデータはどちらも令和元年「国民健康・栄養調査」の報告書に記載されたグラフとなります。

出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14156.html)

どちらのグラフでも、男女共に「改善することに関心がない」「関心はあるが改善するつもりはない」を合わせた割合は35%〜40%程度。

『3人に一人』以上の割合で、ダイエットに興味がないのです。

また、「改善するつもりである(概ね6ヶ月以内)」に分類される人たちも、実際にいつ始めるかというと甚だ心もとない気がします。

もちろん、事情があって後回しにせざるを得ない方もたくさんいるでしょう。

しかし実際6ヶ月も後回しにして、本当に始めることができるのか。
結果、やらずじまいになってしまう人も、やはりたくさんいるのではないでしょうか。

そう考えてみると、実際にダイエットを始める人は全体の半分程度。
正確とは言えませんが、大体の目安になるではないかと思います。

だからこそ、実際始めようとしている人、もう始めている人は、全体の上位50%に入ります。

まずは、そのことに自信と誇りを持ってください。
貴方の決心には、それだけの価値があります。

ダイエットの心構え3選

さて、決心は素晴らしいですが、それだけで上手くいけば苦労はしません。
何も知らずに闇雲にダイエットに挑戦しても、三日で心折れて地に突っ伏すことは想像に難くありません。

ダイエットや筋トレなどには深い、深い知識や技術、「コツ」といった要素がたくさんあります。
言ってみれば一つの学問です。

知れば知るほど体重は減らしやすくなる。
体脂肪は削れてゆき、メリハリのある筋肉はついて、理想となる身体に近づいて行くでしょう。

といっても、全部学んでからダイエットを始めるのではあまりに遅過ぎます。
まずはさわりの部分。
「最低限これだけは」という点をピックアップしてみました。

  • 身体は急には変わらない
  • 食生活の改善と運動、どちらもやる
  • 無理をしない、完璧を求めない

身体は急には変わらない

「1週間で○○kg痩せました!」

ダイエットを始めたら、まず目に飛び込んでくる広告です。

ハッキリ言います。
無理です。騙されないでください。

理由を詳しく説明するとキリがないのですが……。
まず大前提として、人間の身体は簡単に変わらないようにできているのです。

急激に痩せようとすると、人間の身体はそれに反応して、痩せさせまいとしてきます。
この痩せさせまいとする反応を「恒常性(ホメオスタシス)」といいます。

また、無理やり体重を落としたとしても、今度は元の身体に戻そうとしてくるののです。
いわゆる「リバウンド」というものです。

元に戻そうとする反応を といいます。
この二つを避けるためにも、ダイエットは時間をかけてゆっくり取り組む必要があります。

体を変えるのには、せめて3ヶ月程度。
最低でも1ヶ月はかかると考えてください。

食生活の改善と運動、どちらもやる

「ダイエットでは食事と運動、どちらをやるべきか」

ダイエットをしている人達の中では、必ず取り上げられる問題です。

やはり、運動が苦手な人、食事制限が苦手な人はどちらも一定数いるようで、
「運動より食事を減らすが大事」
「運動は絶対必要」
そういった発言をする人は後をたたず、またそれに惑わされる人も多い。

しかし、残念ながらどちらか一方をやればいいというものではありません。
やはり、どちらもやるしかないんです。

ダイエットにおける「運動」と「食事」の関係は、人体における「右手」と「左手」のようなものです。

どちらか一方でもあれば平気、大丈夫というものではありません。
どっちもあった方がいいに決まっているのです。

無理をしない、完璧を求めない

毎日激しい運動をする、ギリギリまで食事内容を削る、etc,etc……

ダイエットを始めると、どうしてもこういった極端な内容に走りがちです。
ストイックな姿勢は素晴らしいのですが、これもやはりお勧めできない。
あまり激しい内容、厳しい内容は続きません。

先ほど言ったように、ダイエットは長期目線で続けるもの。
1日ぐらいならともかく、毎日厳しい内容ではいつか破綻します。

また、こういうある意味では真摯な姿勢は、完璧主義者に多い。
完璧主義というのは、一旦計画が破綻してしまうと逆に脆いものです。
一回の失敗で大幅にやる気を無くしてしまい、そのままダイエット失敗の流れになってしまいます。

コツコツ続けるには、最初は簡単すぎるぐらいが丁度いいんです。
簡単な目標がある程度こなせて、成功体験が積み重なったら少し難易度を上げればいいのですから。

また、多少の計画のずれ、失敗は織り込んでダイエットを行いましょう。
ダイエットの手法の中には、普段は節制した生活を送り、時々大量に食事をとる「チートデイ」というテクニックがあるぐらいです。

チートデイは迂闊に手を出すとただの食べ過ぎになるため、真似しろとは言いません。
「厳しいだけがダイエットではない」ということです。

最後に:習慣化がゴール

さて、今回はダイエット初心者に向けた、基本的なマメ知識についていくつか説明させていただきました。

それに加えて、最後にもう一つだけ。

実はダイエットのゴールは「体重が減ること」ではありません。
本当のゴールは「ダイエットの習慣を維持し続けること」です。

一旦ダイエットに成功したとしても、食事や運動をすぐにやめてしまえば元の木阿弥。
すぐに元の体重に戻るか、最悪より一層太ってしまうでしょう。

それを避けるためにも、食生活と運動の習慣をつけるのが大事。

先ほどお伝えしたピックアップの内容も、実はリバウンド対策のためのもの。
ダイエット時の行動がいつまでも続く事、続けられるために必要な事を重視してお伝えしました。

最初は辛かった食生活の改善と運動。
不思議なもので、慣れてくるとこれが結構オモシロく感じてきます。

(※:以前こちらの記事で書かせていただきました)

願わくばダイエッターを志す皆様方が、一人でも多くこの境地に近づけることを願っております。

以上、fidoでした。

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